過払い金という言葉をご存知でしょうか。過払い金とは、本来支払う必要がないにも関わらず、貸金業者に支払ったお金のことです。利息制限法の範囲を超えた金利で金融業者から借り入れをしている場合、長期間支払いを続けていると、本来なら借り入れ残高がなくなっているはずのものに対して、お金を支払い続けているといったことが起こります。

これに対して金融業者に返金請求を行うことを「過払い金請求」と言うのです。最近まで一部の金融業者は、利息制限法の範囲を超えるグレーゾーン金利を設定していました。以前は罰則規定などがなく、出資法で定める上限金利内の金利をとってもいいことになっていたのです。

ですから、心当たりのある方は一度確認してみたほうが良いでしょう。もしかしたら請求可能な場合があるかもしれません。

さて、過払い金請求には二通りの方法があります。一つは弁護士事務所や法律事務所など専門の事務所に依頼するという方法です。ほとんどの方がこちらを選ばれているのではないでしょうか。専門家に頼むということで、失敗することなく安心して任せることができます。

また、自分自身で何かをする必要がありません。もう一つは自分で請求する方法です。こちらは専門的な知識が必要になってくるので勉強しなければなりませんが、自分自身ですべてを処理するので、弁護士事務所などに依頼した場合に発生する費用を支払う必要がありません。

大変ですが、それだけのメリットはあると言えるでしょう。もちろん、どちらの方法をとるにしても、本当に過払い金請求ができるかどうかをまず把握しておくことが大事です。過払い金請求には可能な期間というものがあります。

それは、最後の取引から10年間というものです。それを過ぎているものに対しては請求できません。さらに、10年以内のものだとしても、過払い金があるかどうかを調べなければなりません。まずは金利を調べてみましょう。

利率が15から18%以上の利息を払っていないと過払い金とは認められません。以上の点を確認したうえで、引き直し計算をして過払い金を算出することになります。過払い金請求をした場合は同じ業者から借りられなくなるというデメリットがありますが、それ以上にメリットの方が大きいです。正しい判断で行動に移しましょう。